音楽クイズ NO.187 怪盗ギロ イルミネーション




 クリスマスのイルミネーションきらめく夜のショッピング・ストリートで、華麗なる女泥棒リンダとの待ち合わせをしていた。こんな稼業をしていても、にぎやかなクリスマス・シーズンの街は楽しいものである。そして、なぜかクリスマスの音楽はいい曲がたくさんあるように思える。・・・近くのお店から流れてくる音楽に聞き入っていていると、あることに気づいた。そのお店のイルミネーションが、音楽に合わせて点滅するのである。しかも、いくつかの色の組み合わせがあり、1拍ごとに変化し点滅する。実に美しく、気が利いている。さらに、その点滅のスピードは腕時計の秒針の動きとたまたま同じであった・・・・・・。

 午後7時、約束の時間、彼女はまだ来ない。時報とともにあの音楽が始まったので、何気なく点滅の回数を数えていた。108回まで数えたところで、後ろから彼女の声がした。振り返ると、「ハ-イ!ギロさん。ボーっと立っているとスリにでもあうわよ」と私の財布を差し出した。

「まったく、油断ならないね、君は」 

「フフ、ごめんなさい。お待たせしたかしら」 

「ああ、あのイルミネーションの点滅108回分ね」

「えっ!?」



さて、問題! ギロは約束の時間からどれだけ待たされたと言っている?