ティンパニ

ベルリオーズ作曲の「幻想交響曲」では、ティンパニがおもしろい使い方をされていますね。

特に第3楽章「田園の情景」の終わりの部分では、ティンパニだけで和音を演奏します。

中には、A♭(ヘ音記号の第1間)・B♭(第2線)・C(第2間)をppで重ねているところもあります。

苦しい恋愛で追い詰められ、幻想の世界で体験したこともからんでいるのでしょうか。

また、ベルリオーズはたたくバチの種類にもかなりこだわった人のようですね・・・。

学校にも幸いにティンパニが数台あります(もっとも、古いものは皮の張替え不可)。

子どもたちがティンパニのすばらしさを体験できるよう、クラス合奏ではソロ・パートを入れたりして

工夫しています。あるものなら大いに活用したいですね。        もっとティンパニ