東北の音楽館めぐり1

「浜辺の歌音楽館」 成田為三

秋田県北秋田郡森吉町米内沢字寺の下17−4 0186(72)3014

町を流れる阿仁川

 

「浜辺の歌音楽館」は、八幡平も近い秋田県北部の内陸にありました。

成田為三はこの地に生まれ(1893)、秋田師範学校を卒業、1年間の小学校教師生活後、

東京音楽学校に入学。個人的に山田耕筰に師事。「浜辺の歌」は在学中(1915〜16頃)

作曲されました(林 古渓 作詞)。卒業後は、佐賀師範学校等に勤務。

その後、鈴木三重吉との出会いから「赤い鳥」に「かなりや」(♪歌をわすれた・・・)を発表

し(1919)、一躍有名になりました。

ドイツ留学(1921-1925 ロバート・カーンに師事)後、結婚。1941年、国立音楽大学教授。

1945年脳溢血で急逝。(「浜辺の歌音楽館」パンフレットから)

 

「浜辺の歌音楽館」正面で

2F「出会いステージ」 画像とロボットによるお話・自動演奏

グランドピアノの形をしたケースには諸資料が展示されている。

1Fのリスニングルームでは、為三の作品(歌曲、童謡、合唱、ピアノ、オーケストラ)をきくことができる。

 

ちなみに、生家は今はありません。また、奥様は昨年亡くなられたそうです。

林 古渓の詩「あした はまべを さまよえば〜」とこのメロディー・・・「浜辺の歌」はこれか

らも歌い継がれるだろう日本の名曲ですね。もちろん私にとっても。

この町(音楽館)は、ぜひ、訪ねてみたかったんです。・・・遠かったけど・・・。

AUG.2001