児童作品への配慮

 

著作としての配慮(卒業の歌製作を通して)

子どもたちのオリジナリティーある作品は、できた時点で、法的にもその子の著作になります。

卒業の歌を作る時も、こんなことに配慮しています。至らない点、お教えいただきたく思います。

子どもたちの卒業実行委員会でも、自分たちで作った卒業の歌を歌いたいと話し合われました。

歌詞作成

子どもたちから言葉や文を出してもらい、それをもとに編集・作詞することを了承してもらいます。

すべての言葉を取り入れることはできないのですが、できる限り子どもたちの言葉を入れ、曲を

つけやすい詞にします。できた詞を見てもらったら、作曲したい児童を募集します。

作曲

作曲を希望した子に秘策を授けます。そして待つこと・・・・・。

できないことも、よくあります。子どももできない時はつらいでしょうね。・・・じっと、待ちます。

だいたい2週間ほどで持って来るようです。私が即興的にピアノで弾いてみます。

緊張した顔が、「いけそうだね・・・」という私の一言でほっとゆるみ、目が輝く瞬間を、何度も見て

きました。苦戦したときは余計にです。

多少ぎこちない所があっても、できる限り、その子のメロディーを尊重します。

さあ、今度はその頑張りに敬意を表し、私が応える番です。

編曲/デモ作成

編曲させてもらうにあたって希望を聞きます。ピアノ、電子オルガン、バンドでとか・・・。

そして、その子が伴奏をしたい楽器があれば、その楽器を中心に編曲を考えます。

デモができ、きいて気に入ってもらえば楽譜の作成に入ります。

楽譜作成/作曲者名

作曲者名の公表について説明します。作曲者名は、自由につけていいこと(ペンネームとか)、

公表しなくてもいいことなど。・・・・・確認したら楽譜を作成し、テープを添えて手渡します。

お披露目/指導開始

一人のセンスがみんなの前に出されます。本人も、私も緊張します。受け入れてくれよ・・・と。

3月第2週から指導開始(2曲)・・・間に合うかな・・・いつも綱渡り・・・水ものの人生。

しかも、2曲ともバンド演奏です。最後まで頑張ってみますか・・・。              Y.N.

 

 「作者」を奈落の底へ落とすには2文字あればいい。    「ボツ」

 

このHPに掲載している児童作品は、注意事項を説明後、保護者にも話を通し、児童の許可をもらっています。