てぃんさぐの花

 
学生の頃、合唱曲作りに凝っていた頃がありました。ある時、「てぃんさぐの花」を混声4部合唱に

アレンジしてレッスンにいた時、即、師匠から「ボツ」を言い渡されました。

琉球旋法で、その土地の人々の魂が宿る歌に、いたずらにロマン派的西洋和声をつけてしまった

私のいたらぬミスでした。もちろん今も他の土地の文化を扱うことは、最も恐いことの一つです。

「てぃんさぐの花」のように、親が子どもに人生を教え聞かす歌はけっこうありますね。

「赤いサラファン」(ロシア民謡)、「レモントゥリー」(アメリカ・フォークソング)・・・ etc.

現代日本では、親が小さい子のために歌ってくれることは少なくなっていると、つい最近聞いたよう

な気がします。仲間とのカラオケは盛況なのでしょうが。

2002. 2. 7