日本の名曲と3拍子

 
「冬げしき」「おぼろ月夜」「ふるさと」は、その叙情性、写実性、心情から、多くの人々に親しまれる

日本的ないい歌ですね。でも、3曲とも3拍子です(日本の民謡では珍しい)。

詩が5・7で組まれている場合は、ついつい2・4拍子系になってしまいますが、3曲の詩の構成

を見ると、「冬げしき」は6・5、「おぼろ月夜は」8・6、「ふるさと」は6・4の語数を基調としている様

です。この語数がのびやかな3拍子にしたてやすくしているんでしょうか?

そう言えば「赤とんぼ」も3拍子。演歌にも3拍子の名曲がありますよね。

日本語と3拍子・・・合わないようで、歌謡性はあり、作曲者のロマンティシズムも感じるところです。

ズン・チャッ・チャッはどうも生理的に不自然。3拍子と言えばズン・チャー・ー。「ジムノペディ」が自然。皆さんは?