「創作」 ことばの抑揚・リズムと音遊び 2011.5.29

 わらべ歌は、子供達が遊びながら歌う、むかしから伝承される歌。子供達の遊び心や豊かな感受性・創造性がつまっています。

 音組織的には、主音(西洋音楽的ではありますが)ととなりあう音がある音階3(前話)が、ことばの抑揚を素直に歌にして表現しやすかったのではないでしょうか。(さらに、教科書の「ひらいたひらいた」や「かくれんぼ」に出てくる「レ」の音は、音楽的なひろがりやおもしろさを感じさせます。マニアックな話になりそうなので、ここではやめておきます。)

 低学年の教科書には、ことばのリズムに気づかせたり、数音での即興的なふし遊びなど扱われています。ことばの抑揚やリズムをもとにした「創作」表現の第一歩として、上手く指導したいところですね。(素直な心のうちに)

 

 「あ〜痛かった あ〜痛かった あ〜痛かった いよっ」を わらべ歌(民謡)風にすると・・・

やりすぎました。ごめんなさい。

 

 余談ではありますが、

 ふと、ポップスには自然短音階系の楽曲も多いように思います。日本人ソングライターが作曲した自然短音階の楽曲からは、日本人の伝統的な感性のようなものを感じること もあるのですが・・・。

 また、私的には、ドリア旋法(ヨーロッパの教会旋法などに用いられた)は、ごく自然に体の中に入っていてくるのですが、みなさんはいかがですか?