蛇足Ⅰ 「移調奏
  
 不器用にして遠回り・・・。「移調奏」のお話。
 音楽専科教諭初期のころ、こんなことも必要かなと思い、移調奏の個人練習用メソッドを作り、学期始めやピアノをあまり弾けなった期間明けに練習したりしていました。曲は、メロディックで主要三和音・属七の和音のいろんな転回形や借用和音があるベートーベンのピアノソナタの緩徐楽章のあの旋律を借りることにしました。
 初めにハ長調から始め、ヘ長調、変ロ長調・・・と4度調へと移っていき、12長調を弾きます。
 ピアノで即興演奏をする時には役立ったかも。今では、移調演奏機能やICTを活用すればこんな必要はないかもしれませんが・・・。
 管楽器を指導している先生には、BbやEb調の楽器の移調楽譜を、移調機能を使わずにすらすら実音で弾いてしまう達人もいらっしゃいましたね。すごい!