音楽クイズ NO.34 音符殺人事件
○○○、お前もか! ・・・わかってくれると思っていたが・・・ 成功のうらには屈折した人間関係が ・・・


 作曲家の安田映来が、軽井沢の別荘でピアノに寄りかかって死んでいるのが発見された。手にはペンを持ち、作曲の仕事中だったようだ。また、6人の仕事仲間が泊っていた。
 警察の調べによると、ピアノを弾いていて、後ろから鈍器で頭を打たれたのが死因。そばには血のつ いた大理石でできたシーザーの顔像がころがり、わずかながらペンのインクが床に落ちていた。部屋にはあらされた形跡はなく、内部にいた顔見知りの犯行と思われる。安田は人気・実力とも絶頂で、尊敬とねたみの両方をまわりから持たれていた。警察は、全員の事情聴取をするが、うまくいかず、名探偵ぎろーに捜査協力を依頼した。

 (遊びにきていた仕事仲間)
 阿部 真里亜(作曲家)・・・最近は安田人気で仕事を取られ、安田が仕事を世話している。
 伊矢見 勇蔵(評論家)・・・辛口で売っている、安田には金を借りていた。
 今 諾人(指揮者)・・・安田の作品を指揮するが、演奏についてよく対立した。
 須田 モンタ(オペラ歌手)・・・安田の作品もよく歌ったが、注文の多さをきらっていた。
 弦巻 引子(バイオリニスト)・・・安田の愛人とうわさされる。関係がこじれていた。
 安田 宇佐子(ピアニスト)・・・安田の妻。愛人が発覚し、もめていた。

 名探偵ぎろー登場
 ぎろーはいろいろ調べたあげく、書きかけの楽譜の最後に、どうしても曲のながれには合わない3つ の音を発見した。そして、この3つの音だけは音符がわずかにふるえている。 安田は最後の力をふりしぼり、音符のダイイング・メッセージを残したのだった。


 ぎろーは犯人のめぼしをつけた。事実ペンの特殊インクが決め手となり、犯人は逮捕された。
 さあ、犯人は誰?